安心な工事とは?

製品の性能が正しく発揮され、お客様に安全にご使用していただくために、製造メーカーは各エクステリア製品に「施工説明書(施工基準)」設けています。

当店では、作り手としても安心できるエクステリアをつくるためにも、この施工基準に沿った正しい工事を実施しております。

ここでは、各エクステリア製品に設けられた施工基準のポイントをご紹介します。

テラス屋根(独立テラス屋根)工事のチェックポイント

基礎の大きさ

メーカーが提示する耐候性能を発揮するためにも、適正な大きさの基礎を設ける必要があります。

特に独立テラスにおいては、住宅躯体への固定を行わず、基礎コンクリートにテラス屋根の荷重を支えることが求められますので、より厳格に基礎の大きさを守ることが求められます。

また、基礎コンクリートの下には砕石層を設けて、基礎の沈下を防いだり、柱内に侵入した水が抜けるような構造とします。

工事後には見えなくなってしまう部分でもあるので、契約前には購入する商品の基礎の大きさ・仕様などを確認しておきましょう。

柱の傾き確認

柱を基礎で固める作業(根巻き)では、同時に柱を水平・垂直に保つことにも注意します。

柱が水平・垂直でないと、歪んだ状態でテラス屋根が出来上がってしまい、見た目だけでなく性能的にも適正ではないものとなってしまいます。

柱を基礎コンクリートで固める際には、風が吹いたり、屋根の荷重によって、硬化中に柱が傾かないよう、木などでやぐらを組んで補助することも多いです。

コーキング(防水処理)

商品によっては、組み立ての作業内に雨漏れや予期せぬ水の侵入を防ぐためのコーキング(防水処理)を指示するものがあります。

コーキングを怠ると、せっかくテラス屋根があっても洗濯物や人を濡らしてしまいます。

特に住宅(躯体)にねじ止めを行う「テラス屋根」においては、建物との接点でより厳格なコーキング処置が求められます。ねじ止め部などにも充填を行います。

水抜き穴

テラス屋根の柱には水抜き用の穴(φ6mmほど)を設けます。

これは、柱内に雨水などが侵入した場合に、凍ってしまい膨張して柱を破損することを防ぐ目的があります。

また、基礎部分(砕石層)から水が抜け切らない状態となってしまった場合、柱内には水が溜まり続ける状態となってしまいます。それを防ぐためにも水抜き穴を設ける必要があります。

※画像はカーポート工事の写真も含みます。