サイズ選びのポイント

2階設置の屋根はベランダのサイズに注意

1階に設置するテラス屋根であれば、出幅(奥行)方向は障害物が無ければある程度はご自分のお好きな寸法をお選びいただけます。

多くのメーカーでは、出幅の寸法を“1尺”=約30cm、間口の寸法を“0.5間”=約90cm刻みでサイズを取り揃えています。

1階用の屋根では出幅は5尺(約150cm)、6尺(約180cm)を選ぶお客様が多いです。間口(横幅)は1.5間(約270cm)が多く選ばれます。洗濯ものほ干すことを考えれば、横幅は4人家族で270cmは欲しい所です。

2階の屋根(バルコニー屋根)については、出幅はバルコニーの奥行きによって決まりますので、サイズをお選びの際はご自宅のベランダの奥行きを参考に出幅をお選びください(現場調査の際にもお調べいたしますので、だいたいのサイズをご選択いただければ結構です)。間口は1階同様、洗濯もの干しなど目的に応じてサイズをお選びください。

※窓またはシャッターの上に取り付けスペースが15cm程度無いと取付けが出来ません。

カラー選びのポイント

周りの環境になじむことがポイント

私たちがよくお客様へアドバイスするのが、お住まいのサッシの色と合わせることです。特にテラス屋根はサッシの近辺につけることが多く、そうすることで住宅とテラス屋根の一体感が生まれて、自然な仕上がりとなります。

他には、雨どいやベランダの笠木など近くにある金物に合わせるのも一体感よく仕上がるカラー選びのポイントです。

ポリカーボネート材(屋根材)の選びのポイント

3つのグレードから各機能に応じて選ぶ

テラス屋根用のポリカーボネート材には、機能別に3つのグレードがあります。

種類素材イメージ機能コスト
一般ポリカーボネート・紫外線カット
熱線吸収ポリカーボネート・紫外線カット
・熱くなりにくい
熱線吸収ポリカーボネート
(防汚機能付き)
・紫外線カット
・熱くなりにくい
・汚れにくい

①一般ポリカーボネート

標準的なタイプ、ポリカーボネートは有害な紫外線をカットし、ガラスの約200倍の強度を持ちます。

②熱線吸収ポリカーボネート

一般タイプに比べ、熱を効果的にカットする熱線吸収タイプです。日射による室内温度の上昇を軽減するので、夏の冷房効率がアップして冷房費が節約できます。

③熱線吸収ポリカーボネート(防汚機能付き)

熱線吸収効果に、自然の力で美しさを保つ防汚機能が付いたタイプ。水洗いの難しい2階用の屋根などにおススメです。

屋根形状選びのポイント

アール型とフラット型があります

アール型の特徴

フラット型に比べて雨・風の吹き込みに対し効果があります。ゆるやかなカーブで、どんな住宅デザインにもフィットします。

(三協アルミ レボリューA)

フラット型の特徴

見た目がすっきりと仕上がり、特殊な納まりの現場にも幅広く対応できます。シンプルなので、モダンな住宅にも調和します。

(三協アルミ レボリューA)

柱のタイプのバリエーション

それぞれのタイプにおススメの設置場所

柱のタイプには「通常柱」「前後移動柱」「柱なし」「独立タイプ」があります。

①通常柱

出幅の一番先頭に柱が付いたタイプ。

おすすめの設置場所→1階テラス

(LIXIL スピーネR)

②前後移動柱

出幅の一番先頭から15cm程度引っ込んだ位置に動く柱が付いたタイプ。出幅方向の柱の位置が変えられるので、奥行きに障害物や制限がある場所に設置がしやすい。

おススメ設置場所→2階バルコニー

(LIXIL シュエット)

③柱なし

柱の変わりに”方杖(ほうづえ)”という部材がはいり、地面に柱が建たないタイプ。柱がない分、狭い通路の上などに付けることも可能。

おすすめの設置場所→家の裏手勝手口の上など

(YKKAP ソラリア)

④独立タイプ

住宅に傷をつけず(穴を開けず)に設置できるタイプ。新築や外壁の材料などの問題から取付けができない場合におすすめ。

おすすめの設置場所→1階テラス

(LIXIL テラスSC)